幻想と餃子を巡る旅 | 日帰り宇都宮旅行

少し前に井村君江さんのケルト著作を何冊か読み、著者の情報を調べる中で知った「うつのみや妖精ミュージアム」
熱があるうちに行こうと思って、有休を使って宇都宮へ日帰り旅行に行ってきた。
なので今回の旅のテーマは「ファンタジー」。餃子で有名な街で何を…という感じではあるが。

小江戸から餃子の街へ

始発列車に乗り、最寄駅からまずは川越に。本川越と川越の乗り換え、裏路地を進んでいったら、グラフィティというか落書きだらけの廃ビルが…怖。調べたらゲーセン跡地らしい。


川越から大宮に、そこから宇都宮線で宇都宮に向かった。大宮駅こんなに広かったっけ。ライブやイベント参加で昔はちょくちょく来てたんだけど。

できればひと眠りしたかったけど、通勤時間帯でしたね… 満員というほどではないけど、座席は全て埋まっていた。
幸運にも2~3駅先で席が空いたので、荷物抱えて座りすぐ夢の世界に。気付けば雀宮で、あっという間に宇都宮に到着。

朝食と大谷観光その一(大谷資料館)

ペニーレイン

まずは朝食にと決めていた、駅近くのペニーレインに向かう。ライトラインに乗るつもりだったが、通勤通学の人達で満員だったため断念。徒歩でいけなくもない距離だったので歩いて行く。


モーニングプレート1200円。ヨーグルトのお顔が可愛い。トーストは厚みがあり食べ応えあり。ミネストローネもベーコンエッグもウィンナーも本当に美味しかった。ブレンドコーヒーも何杯かおかわりしちゃった。

朝食後は大谷一日乗車券を買うため駅に戻る。ゆっくりし過ぎて、すでにスケジュールに遅れが…

ライトライン

こわ。

上りは比較的空いてた。初めてのライトライン。乗車と降車でICカードのタッチ位置違うのね…間違えてしまった。

駅前の関東自動車で大谷一日乗車券を購入。バスの自由乗降と大谷資料館・大谷観音のチケット付きで2000円は安いのではないだろうか。今回バスの往復を予定していたので、お得に乗れた。

大谷資料館

バスに揺られ30分程で大谷資料館に到着。近づくにつれ、迫力ある切り立った岸壁が見えてきた。

受付をすませ地下の採掘場へ。中が冷えると聞いていたので半袖だと寒いかと思ったが、ちょうどいい涼しさだった。

想像以上に巨大な空間が目の前に広がる。天井の高さ、幻想的なライトアップ。まるでファンタジー世界のダンジョン。

写真がうまく撮れなかったが、ここは本当に綺麗だったな。少しだけ空いた隙間から光が差し込む。隙間の向こうに木々の緑が見えるのもよかった。

ドラマや映画、ミュージシャンのMVなどに頻繁に利用されているようで、写真パネルが大量に展示されてた。

神秘的な空気が漂う感じがたまらない。

1時間弱で一周できたかな。併設の資料館とお土産屋を覗いてから、徒歩で大谷寺に移動。

大谷観光その2(大谷寺/大谷観音/平和観音)

大谷寺/大谷観音


岸壁の中に建つお寺、大谷寺(おおやじ)。観音様は撮影禁止だった。岩壁に掘られた仏様を拝観させて頂く。
宝物館では日本最古の人骨や、縄文土器などが展示されていた(こちらも撮影禁止)。


ご利益があるとのことなので、白蛇の頭は撫でておきました。

平和観音

続いて大谷寺から歩いてすぐに平和観音に。切り立った岩壁の間を抜けて行くと…

巨大な観音様が。世界平和と戦没者の慰霊のために掘られたとのこと。

上が展望台になっているようなので階段を上る。これは結構しんどかった…

そこまで遠くを見渡せるというわけではなかったけど、高所からの眺めは気持ちよかった。

ガチ恋距離(罰当たりか)。

大谷資料館の地下採掘場跡はモリアの坑道、切り立った岩壁の側に建つ平和観音はアルゴナスの像を彷彿させる、というのは言い過ぎかもしれないが、非現実感を味わうことができて来て良かったと思う。

展望台のベンチで一休みしてから、最寄りのバス停まで移動。ただバスは出発したばかりで、次がほぼ1時間後という…
近くのショッピングモール寄ろうかとも思ったんだけど、疲れちゃって結局バス停で休んでいた。ここの時間ロスは結構が後に響いてしまったなぁ。

宇都宮駅前観光(うつのみや妖精ミュージアム/栃木県立美術館/栃木県立博物館)

バスで駅前に戻る。昼食に餃子をと思っていたが、時間がないので泣く泣く昼食は抜き。

うつのみや妖精ミュージアム

まずは今回の旅の目的であるうつのみや妖精ミュージアムに行く。
ショップの閉店時間が短かったので先にショップだけ見て、ミュージアムはまた後で来ようかと思ってたんだけど… 入ったらそんな思いは吹っ飛んでしまったというね。
仕掛けだらけの展示は、子供だけでなく大人でも楽しめた。妖精に関するまとめノートも、時間が無いのに全部読んでしまったり。このノートのコピー売ってないのかな…手元に欲しくなる一冊だった。
有名なコティングリーの妖精写真の原板や、企画展で展示されていた100年前のケルトの童話の本など、興奮しながら鑑賞。

撮影可能な展示も多かったけど、あえて写真は掲載しない。ファンタジー好きな人はぜひ行ってみて欲しい。

栃木県立美術館

再びバスに乗り、栃木県立美術館へ。企画展のデジタルアート化されたゴッホの絵の展示が面白そうだなと。
「ローヌ川の星月夜」は水面のゆらめきや、星のきらめきが綺麗で感動。ただ「2本の切ったひまわり」だけは、なんか謎の生命体みたいな動きでキモかったな…
撮影可能だったがSNS用だった気がするので、こちらも写真の掲載は無し。

常設展示も中々良くて、ここはじっくり見たかったな。ただ次の目的地の入館受付時間まで残り45分程しかなく、ここから歩いて20~30分ほどかかるっぽいので早足で鑑賞。

栃木県立博物館

そんなわけで、最終目的地の栃木県立博物館に。恐竜の展示がすごいとのことで、結構楽しみにしていた場所ではある。
ただ受付が終わる10分前に滑り込みで入ったため、こちらもじっくり見ることが出来なかった… そのうえ、ここまでかなり歩いたため足が疲れ切っており、休み休みでの鑑賞に…
かなり多様な展示内容で、栃木の自然、恐竜の骨格標本、埴輪や土器から江戸時代の重火器と色々あった。個人的には水生生物コーナーが楽しかったな。

40分ほどで一通り見て出る。もっとじっくり見たかったね…

餃子

「来らっせ」本店

しんどかったが大通りのバス停まで30分ほど歩いて、駅前に戻る。さーすがに餃子、ということで「来らっせ」本店に移動。

こんなところにも二次元美少女が。調べたら結構歴史があるようで、2013年頃から活躍しているらしい。以前に愛知に行った際に知多娘。を知ったが、ご当地美少女キャラクターで日本にどんだけいるんだろうね。

盛り合わせで数店舗分の餃子を楽しめるのはいいね。追加注文しようかと思ったが、もう一軒ぐらい行きたかったのでこの一皿だけで。

バスに乗るか悩んだが、駅まで15分の距離なようなので歩く。

駅前に立派な建築の公衆トイレがあった。大谷石が使われているのだろうか?

大谷餃子店

最後は駅前に大谷餃子店。大谷観光の締めくくりということで。

塩ラーメンとしそ餃子を注文(が、餃子の写真は撮り忘れた模様)。飲み物聞かれたり、周りのお客さんも仕事帰りでいっぱいみたいな感じだったから、食事よりは飲みのお店なんかな?
昼食べてないしお腹空いてる見込みで入ったが、疲れとさっきの餃子で結構満腹気味に。ちゃんと食べきったけど、苦しかった…

感想

てなわけで今回の旅はここで終了。行きと全く同じ電車で帰宅。帰りの電車はさすがに空いてたな。
総括すると有休使ってでも行ってよかったなと。夏期休暇に遠出できなかったので、良い感じの夏の思い出にはなった(一人旅だけどね)。
時間がなくて美術館・博物館をじっくり鑑賞できなかったのは悔やまれる。うつのみや妖精ミュージアムはまた行きたいので、次の機会があれば同じルートでまた巡ってみようかな。今回西側の旅になったので、東のライトライン側も気になるけどね。
幻想も餃子も堪能できた宇都宮旅行。誰かの参考になるかはわからないけど、ここに記録を残しておく。

Comments

No comments yet. Why don’t you start the discussion?

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です